2004年 5月
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5月31日(月)
本日もまたまた西麻布・玉木事務所へ。毎度お邪魔さまでーす。10月3日に行われる現代三味線音楽協会主催「青少年のための楽しい三味線コンサート」で「童謡メドレー」の編曲を委嘱していた関係で、担当の山本普乃といっしょに打合せ。いくつかのアイディアの中から箏や十七絃も入った、三味線2部で一般の愛好者が楽しめる作品をお願いした。出来れば場内のお客さまにも参加していただいて、盛り上がるのはどうか、、、、などなど贅沢な注文を連発した。玉木先生、ご自分はアルチザンと豪語しているだけあって、なんでもウンウンとのってくれる。「では宜しくお願いいたしまーす」。時間も丁度よく、その後は当然ビール。車だから、と私だけ飲まないのは、、、、、で、、、車は事務所のスタッフに取りに来てもらうことにして、西麻布「よしなに」にてカンパーイ。ああ、今日もまた〜楽しからずや〜。
5月30日(日)
西麻布「HALLE海' S」にて会食。メンバーは超多忙な面々。石垣清美、福永千恵子、玉木宏樹それに私。だれが聞いても濃いメンバーではなかろうか? なんと言うことはない、4月の「菜の花コンサート」の打ち上げのようなもの。それぞれ揃う日がなくて、今日になったのだ。次回に向けていろいろと前向きな打合せもイロイロあったのだけれど、飲むほどに食べるほどにいい気分になって、他愛もない話に終始してしまったような気がする。だって酔っぱらって良く覚えてないのだから・・・・。くっちゃべっては笑い、笑っては飲み。それにしても、いつにも増して「海」の料理は美味しかった。二次会は玉木事務所アルキで、玉木先生ご推奨のシソの焼酎「タンタカタン」。今日は顔ぶれが怖いと恐れていたわりには、大将、上機嫌だった。
5月27日(木)
午後1時から現代三味線音楽協会の事務局会議。昨年の大がかりなフェスティバル以来、6〜7人体制で事務局を支えている。ボランティア精神に富んでいると言えば聞こえはいいけれど、実は三味協は全くの貧乏集団なのである。それぞれの好意に甘えて、三味線音楽の普及に多大な貢献をしていただいている。今日の議題は10月3日に代々木オリンピックセンターで行われる「青少年のための楽しい三味線コンサート」の準備。先日の理事会、総会で経費削減を理事各位から申し渡されて、各部について緊縮財政で見直しとなった。それでも日本伝統文化振興基金から60万いただけるとのことで、有り難いと思う。事前に講習会なども企画されて、楽しい催しになるように皆、頑張ろうね。
5月26日(水)
鼓童の佐藤一行氏の御招待で鼓童のコンサートを聴きにメルパルクへ。太鼓の連打に次ぐ連打でコンサートをするには演出が大変だろうなあと感じた。
途中に唄有り、箏ありで変化をもたせる工夫がみられた。隣の席の玉木宏樹氏は少々モジモジしていた様子。最後の秩父の屋台囃子などのように延々とやってくれたらトランス状態になって気持ちがいいと思う。
昔、鬼太鼓座で林英哲が活躍していた頃に聴いたことがあったのを思い出す。最近ではヨーロッパへ演奏旅行に行くと、必ず、鼓童のポスターを見かけるほど人気が高く、大活躍だ。
夜、神戸から観世流能楽師の佐伯紀久子が泊まりにきた。久々に会っても芸大時代の感じと全く変わらないのがおもしろい。お互いに年齢だけは確実に増しているのだが、、、、。
5月25日(火)
午後6時。渋谷の青学会館でビクター伝統文化振興財団「交流会」というパーティーに出席。1年に1回行われているビクター財団賞の授賞式を兼ねてひろく邦楽界の主な顔ぶれが大勢集った。予定した会場を変更しなければならないほどの盛況ぶりで、藤本草理事長の面目躍如。今年の財団賞は能楽囃子方大鼓・亀井広忠氏。豪快な演奏を披露して会場を楽しませてくれた。
1時間以上に及ぶセレモニーのあと、やっと歓談。こういうパーティーにしては珍しく、参集者がいつまでも和やかに楽しんでいた。昨今、レコード業界不振のおり、ビクター財団における仕事には皆、期待がかかる。本当に頑張ってもらいたいと思う。出演の先生方、多いので、、、、。終盤ちかく、息を切らせて、根本幸夫先生が駆けつけてらした。今日は3カ所掛け持ちだとか、、、「間に合ってよかった」と藤本氏に激励の握手。
5月22日(土)
西麻布・フレンズにて玉木宏樹氏の恒例「土曜のお茶会」。
午後2時、続々とお客さまがいらして狭い店内はすぐにいっぱいになる。
私はなんと! 本日、箏を弾く。どうも三味線に慣れていると、絃の多いものは苦手になる。玉木氏曰く「芸大、箏だったんだろ」まっ、そう言われればそうなんだけど、、、、、卒業してから何十年経ってると思ってるんだろう。とブツブツ言いながら、、、、新曲2曲弾かせていただいた。箏の調絃を純正律にして、その音型パターンにのせてヴァイオリンの美しい旋律が奏でられる。インド製の妖しい音が出るタンブーラマシンとやらも加わり。新鮮な響きで楽しく弾かせていただいた。「今度、録音しようよ」ええ〜っ!私は箏弾きじゃないよ〜 とあくまでも逃げ腰になる。くわばらくわばら。
ほかに黒木さん(三味線も弾く)や福田六花さんのギターや唄が入って賑やかで楽しい「土曜のお茶会」だった。打ち上げはちょい飲み過ぎ、フーッ。
5月20日(木)早々と二つの台風がきていて、さえない空模様の中、洗足学園音大へ。
このところ溝の口へは、毎週通っているような気がする。こうして1年間、邦楽コース立ち上げ準備に、あわただしく過ごすのだろうか。少々、不安がよぎる。今日の議題は同窓会(洗足学園の卒業生には音楽教員も多い)主催の邦楽器レクチャーコンサートの打合せ。10月10日に予定。様々な邦楽器の音色を鑑賞したいし、古典作品も聴きたい、と贅沢な注文を出される。
森重先生にお願いして何とか組み立ててみることにした。
大学構内でカメラマンの古市君に出会った。この洗足音大のコンサートなどの撮影のため、わがTAオフィスで紹介したのだ。コンサートの表を見ると、年間のイベント量が驚くほど多い。それに邦楽も加わってくると、目の回る忙しさなのだろうなあと、ため息が出る。
5月18日(火)
夜7時、西新宿の東京年金基金センター・セブンシティーというところで
「文化芸術立国の実現をめざして」というフォーラムがあり出席した。玉木宏樹氏に誘われて、行ってみると、邦楽関係者や芸能人など300名くらいの人が集っていた。様々な芸術に対する支援を掲げてアピールしている。しかし助成金制度などはいつまで経ってもお粗末だし、口で言うほどたやすくは優遇してはもらえないのが現状である。文化芸術を振興する「基本法案」を公明党が提唱し、尽力して始めて成立させた、という話なのだ。日本の文化芸術振興政策が、大きく前進し、著しく変わろうとしている、、、、と言われても、、、、、我々のように、お金に困って活動している現場のものにとっては、いまいちピンとこないのである。早く何とかしてよ、小泉さん!
5月14日(金)
5月2日の美音会のための稽古から、久しぶりにレッスンをした。立て続けにしたせいか、夕方には少々ぐったり。
気を取り直して、夜は西麻布・玉木宏樹事務所アルキでNPO・純正律音楽研究会の理事会。今後の運営方針と6月の総会のための準備で集まった。始めに馬場さんから規約や前年度からの引継について等の説明があった。会の運営にとっては大事なことなのだが、どうも私としては苦手な部分である。これからどうするかをもっと議論したかったが、苦手な部分を担ってくれる人が居て、こうい団体は成立するのだろう。大将の玉木先生から夢膨らむ様々な提案があり、黒木さんも張り切っていて、今後に期待したい。10時過ぎに終わって「HALLE海S」で食事。福田六花さんはそれから河口湖まで運転して帰るとか、ロングカーリーヘアーをなびかせて、、、、、お気を付けて?
5月13日(木)
現邦研、研究科の授業初日。「音律と調絃」講師・玉木宏樹先生。
まずはヴァイオリンの演奏でスタート。研究生の一人の名前をモチーフに即興で作曲。ここまでは玉木先生の贅沢な定番。タイトルにある音律のお話はなかなか一朝一夕には理解できないほど奥が深い。要するに、最近のように平均律で作られているチューナーを安易に使用してはならないのである。1オクターブを無理矢理12等分した音に合わせて調弦しても、響き合わないし美しい音楽は望めない。天国的にハモる純正律と、この上ない美しいメロディーを生む、ピタゴラス音律とを組み合わせれば、そこには素晴らしい音楽が生まれる。それは自然倍音を生かした邦楽器たちが、本来持っている美しい音を引き出すことになる。私は大いに納得したが、研究生にも判ってもらいたい初日の授業だった。
5月12日(水)
毎日、少しづつ弾き唄いを練習したかいあって、なんとか「二上り甚句」らしくなってきた。山田流箏曲では弾き唄いが常識で慣れているけれど、端唄のような浮かれ拍子に歌を載せるのは、時間がかかる。「二上り新内」「大津繪節」とやってみると味わいがあって面白い。
午後2時、坪能由紀子氏と諸々の打合せ。いくつかのワークショップについて協議。ワークショップは創造的でなくてはならない。サポーターのメンバーの資質も大きく作用する。障害者のためのワークショップのことなどなど、いろいろと話は尽きない。現邦研の授業に由紀子先生方式を取り入れて、邦楽器のワークショップを実施することで、音楽を様々な人と共有することが出来るようになった。音楽の新たな道を教えていただき、感謝。
5月9日(日)
現代邦楽研究所、第10期が今日から始まる。午前中、山積みの雑用を処理。12時から講師会。午後2時から開講式。各講師のあいさつと記念写真撮影。今年の新入生はちょっとおとなしい感じだ。
午後3時10周年記念公開講座。永六輔氏を迎えて、大勢の方々が参集し賑やかに始まった。定刻の15分前から永さんのお話は始まった。止まるところを知らない、立て板に水のごとくのお話ぶり。次から次へと話はどんどん進み、あっちこっちに飛ぶ。永さんと邦楽の関わりが様々に展開して、実に面白い。楽しいお話の中から見えてくる「大切なものとは何か」という命題。我々日本人にとっての音楽とは何か。「邦楽を大事にしていこう」という姿勢。永さんの話は実体験に裏打ちされて、説得力があり、10周年記念に相応しい意義深い公開講座となった。
5月8日(土)
ずっと宿題になっていた6月5日大阪イシハラホールでの演奏曲「二上り甚句」。難しくて弾き唄いできない。悲鳴をあげつつ、泣きながらこの歌を歌うのは我ながら滑稽だ。
「 めでためでたの〜 若松さまよ〜
 枝も栄えて、葉も茂る〜 きたさっさの よいさっさ
 花が蝶ちょか チョウチョが花か〜
 来てはチラチラ 迷わせる〜 きたさっさの よいさっさ」
端唄は専門の上原潤之介に出来ないよー」とメールしたら、「先生にも出来ないこ
とって、あるんですか?」ときた。ウヌッ。上原に出来て私に出来ないとはナニゴト、
、、歯を食いしばって、、、ダメダメ、がんばっちゃあ駄目。こういうものは気楽に
鼻歌交じりにやらないとね、リラックスリラックス。
5月7日(金)
読売新聞の夕刊に先日(4/8)の「菜の花コンサート」のことが純正律の記事として載った。横長の「いちめんの菜の花」のステージ写真が大きくでていて、まるで中央に居る吉原佐知子が主役のようだ。早速電話して知らせたら、近所で売っている読売新聞を買い占めたとか、、、。面白いことに、西麻布の販売店で入手したものはモノクロ写真であったが、目白で買っておいてもらった新聞はカラー写真だった。へえ〜こんなことがあるなんて、、、、はじめて知った。同じ都内でも地域によって印刷所が異なるってことなんだろうか、、、。もう一ヶ月も前のことになるが、読売新聞の副島氏の取材にも熱が入っていたので、読んでみると、「古典音律〜純正律の響き〜」思い出されて、にわかに熱い思いが伝わってくる。
5月6日(木)
連休明けで何となく気ぜわしい。午後1時洗足学園で打合せ。来年秋(10月5日東京芸術劇場大ホール)に計画中のコンチェルトのコンサートについて協力をお願いする。三絃を中心とした邦楽器とオーケストラのアンサンブルは何か新しいものが出来る期待が大きい。しかしその分経済的には相当の覚悟がいる。ぜったい面白いものになることは間違いないのだが、、、、。
あとからいらした石垣清美さんと一緒に学園内をツアー。緑も茂って学内は活気に満ちている。施設も充実して恵まれた環境での学生生活は楽しそうだ。邦楽コースはどんな風になるのだろう。楽しみなことである。目白に帰って夕方6時から現邦研、第10期の編入試験。あらたな顔ぶれを迎えてこちらもあと1年楽しみである。
5月2日(日)
美音会演奏会当日。昨日までの夏のような暑さがなく、涼しい日となりラッキー。黒門付きの江戸妻を着て、美容院へ。1週間前に短くカットされたヘアースタイルを、着物に合うようにアップ風に結い上げてくれた。そして100年前の鼈甲のかんざしを飾って出来上がり。普段と全く違うヘアースタイルで変身できるのは楽しい。
11時まえに茅場町の東京証券会館ホールへ到着。20年以上前に、毎年使っていた懐かしいホール。いろいろなホールが閉鎖される中、唯一生き残っている、おさらい会に適したホールなのだ。責任者の飯島氏と久々におしゃべり。「いやあ〜若いねえ」と言われ、照れくさいやら、嬉しいやら。出演者一同、日頃の成果を遺憾なく発揮、、、、したかどうか、、、、、。あの米澤君も奮闘。終わって目白の「シャーク」で打ち上げ。「キリストの涙」という白ワインが抜群においしかった。