2004年 8月
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8月31日(火)
我が現邦研のエース・山口賢治君(通称山ちゃん)のリサイタル。この夏は様々なことが重なり、とびきり忙しくて苦労した山ちゃん。今日は存分に集中していい演奏をしてもらいたいと期待して出かけた。日暮里のサニーホールは100名ほどの席が用意されてほぼ満席。TAオフィスからは、スタッフ全員とOBを含めて10名が出席した。山ちゃんの本領発揮のソロは1曲のみ。あとは4曲とも女性陣の助演者が競演。どの曲も女性の強さが全面に出てしまった印象。主役はだれだったっけ? 6回目となる自主コンサートの山ちゃん、着実な歩みで古典と現代作品に取り組んでいるが、、、、、もっと山ちゃんの音を堪能したかった。
8月30日(月)
洗足学園音大の夏期・受験準備講習会。参加者はまだ少ないけれど、午前中2時間、作曲家・佐藤昌弘先生による楽典と聴音。解りやすく、やさしい言い回しで細やかに指導してくださる。午後からは森重行敏先生による邦楽理論。30分と時間は短いが、5線譜で箏や三味線を弾く場合の読み方、基本になる奏法譜への移調のことなど、重要なポイントを指導。教室を移して実技指導(課題曲の弾き方と自由曲へのアドバイス)が、福永千恵子先生により熱心に行われた。三味線の参加者がいなかったのは、ちょっとさびしいが、これだけの内容のことを、一度に教えてもらえるのは恵まれている。今後、多くの参加者を期待したい。
8月28日(土)
本日は現邦研・組歌ワークショップ(月1回)の日。久しぶりで鳥居名美野先生と昼食。先生は長年かけて、実演者として、組歌を深く細部にわたって研究し、楽譜に起こしている。鳥居先生の組歌に対する情熱が、多くの人を動かして、毎年、参加者が増えて7年目。来年、洗足学園音大に移行しても、続けて行っていただきたいワークショップである。古典箏曲のもとになっている奏法手法、シンプルな言葉の歌に表現される奥深い美しさ、組歌をより広く伝えることができれば、嬉しいことだ。
8月26日(木)
朝9時出発。武蔵小金井の学芸大学へ。途中でガソリンがないことに気づく。スタンドを探して、首都高に乗り損なう。なんと2時間近くもかかって、やっとナビを頼りに到着。日本教育音楽学会での「邦楽器による音楽創り」ワークショップ。準備はほとんど完了していた。全国から集まった音楽の教師による参加者は40名ほど。箏、三味線、尺八とそれぞれの楽器を体験してもらう。「六段」「さくら」「さらし」の音型をもとにグループ別で創作。サポーターの本領発揮で、それぞれ面白い作品に仕上がる。最後には演奏もして、時間超過で5時近くに終了。渋滞の中、目白へ帰ってきて、久々に「シャーク」で打ち上げ。
8月24日(火)
午前中プール。体力と足腰のために水中歩行を40分から1時間に延長。
ゆっくりストレッチをしながら歩く。コンをつめて三味線を弾いていると身体がこわばってくるので、要注意なのだ。ほぐして、伸ばして、動かして、この繰り返しを丹念にやる。
夜「楽楽」コンサートで錦糸町・トリフォニーホールへ。お客さまが確実に増えて来てくださっている。演奏を楽しんで聴く余裕はない。どの曲もハラハラドキドキ。休憩時間に作曲家の菅野由弘氏から夏休みはアラスカで過ごしたという楽しい話を聞いた。私のアイスランドとは違ってとっても優雅。
終演後、打ち上げ参加。出来のわりには皆、楽しそう。これでいいのか・・・。本日の教訓。キラキラ光る光り物と、派手な色彩のステージ衣装はほどほどに。衣装も演奏のうちと考えて、アンサンブルを。
8月23日(月)
午前10時から打合せとリハーサル。今週26日に学芸大で行われる日本音楽教育学会のワークショップのためのもの。連日、夜中のオリンピック観戦のためか皆、集中力に欠ける。当日は「六段」のフレーズで音楽創りをすることになり、即興でやってみる。まずいことに、無難にまとまってしまう。
奇抜なアイディアがほしいところ。メンバーは山口賢治、吉原佐知子、松本京子、野澤佐保子、木村陽子。ワークショップサポーターとしては現邦研最強メンバーだ。しかし3時間半という長いワークショップを考えると、、、ちょっと不安。デモ演奏ともども、みんな頼りにしてまっせ!
8月20日(金)
去年の夏によく咲いた朝顔のタネを、今年までとっておいて蒔いてみたが、アイスランドへ行っているあいだに花を付けた。ちょっと弱々しいが毎朝、楽しみになった。現邦研・研究科を卒業した有志によるコンサート「楽楽(ガクガク)」の総リハーサルに立ちあう。今年は23名が出演。大編成の2曲、菅野由弘作曲「遠雷の時」、三枝成彰作曲「花の乱」はメンバーが練習に揃わず苦戦。小編成アンサンブルはバランスと表現力に問題が残る。それぞれの力を出し合い、助け合って、演奏を高めていって欲しいものだ。打楽器の西川啓光氏も来てくださり叱咤激励。本番は来週24日、錦糸町のすみだトリフォニーホールで催される。
8月19日(木)
帰国した日はあまり涼しくてもう秋かしら、と思って拍子抜けしていたら、そうはいかない、連日猛暑。特に今日は日差しが強い。渋滞の首都高をノロノロ走って溝ノ口の洗足学園音大へ。6月から始まった邦楽教室改装工事の6回目の会議である。10月から工事にかかるため最終プランである。現邦研からは山ちゃん、サッチャンが出席。大学関係者も工事業者の方々も夏休み返上で集まった。
夜は純正律音楽研究会の会議で西麻布の玉木事務所アルキへ。今後の運営についての提案と意見交換。暑さにもめげず皆さん元気だ。来年の「菜の花」コンサートの新作創作のため、箏と三味線を福田六花氏へ預ける。果たしてシンガーソングドクターはどんな曲を提供してくれるのだろう、楽しみだ。
8月18日(水)
帰国してアッという間に2日が過ぎた。東京は忙しい。どうも時間の流れる速度がアイスランドとは違うらしい。今日は朝から鮫洲の運転免許教習所に来ている。30日免停という嬉しくないものを受けたためだ。目白通りのレストランで食事して、店を出たら愛車が消えていた・・・・駐車違反2点。バスとタクシーのみ右折可のところを右折してしまって・・・・2点。松本市のコンサートの帰り、中央道を110キロで走って・・・30キロオーバーで3点。合計7点。今日一日、講習を受けて29日間免除され、本日夜中の12時まで免許停止となる。実技講習も含めて夕方4時半までかかり、ぐったり疲れた。交通ルールは正しく守りましょう!

8月13日(金)
アイスランド取材、最終日。今日で霧や悪路の運転手もお終い。相当、首が痛んでこたえる。なるべくいい道を走って、レイキャビックまで帰りたい。と思って居るのは私だけで、竹内は最終日を飾る何かが欲しいと、考えているらしく、地図とにらめっこ。内陸のルート(最悪のガタゴト道)をちょっとだけ提案してきた。まあ、仕方ないなあ、と思って進むと、相当な厳しい悪路。しかもとんでもない距離なのだ。だまされたーっと思ったけれど、お陰で大氷河の先端に到達。ここでは氷上ツアーが出来るらしい。そこからは一気にレイキャビックへ走る。近づくにつれてだんだん車が多くなる。なんという車の多さ。大都会へ来たような錯覚に陥る。アイスランドはすべてがレイキャビックに集中しているのだ。
とにかく無事に4回目のアイスランド取材旅行は終了。あともう1回取材したら、写真集にまとめたい、と竹内はますます張り切っている。大変おつかれさまでした。

8月12日(木)
霧の中、西へ向けて出発。とにかく海霧がぶ厚く覆っていて、真っ白の中を1号線を走行。スナイフェルスネース半島へ入っていくと、すっかり霧が晴れた。どうやらアイスランドの北側を霧がすっぽり包んでいるらしい。ここにも小さいながら、そびえ立った山に氷河がある。またしても悪路の山岳道路。アイスランドの最西端の半島を巡ってヘットリサンデュールのホテルへ。お天気もよく氷河の山を眺めながら夕食。白ワインがおいしい。小さなホテル内のレストランだが、続々とお客が来る。このあたりでは街はここしかないからかも、、、、、それにしてもへんぴなところとは思えないおいしさ。夕日は赤く四角くなって沈んでいった。地球の向こう側の日本はそろそろ夜明けだ。
8月11日(水)
アイスランドへ来て1週間が経ってしまった。滝と氷河と霧と悪路の旅はあと3日のみ。本日は移動距離が長いので、ひたすら1号線を西へ。舗装してあるところが多いものの、この道を、冬に走ったのかと思うとぞっとする。急坂、急勾配。夏だって緊張して怖い。この前の冬に事故ったところも通過。悪夢がよみがえってひるんだ。
「もうぜったい冬は来ないからね」と声を大にして宣言。「・・・・」竹内は黙っていた。海に近くなると霧につつまれる。ブロンデュオスへ到着。海辺のホテルへ。見かけは悪いが料理もおいしくホッとする。釣り客が泊まるホテルらしい。またまた霧に包まれて夕日は見られず。

8月10日(火)
朝は快晴。朝食はキッチンでセルフサービス。ホテルではないのでトイレもバスルームも共同。どうやら、もう一人宿泊者が居るらしいが、我々が出かけるまで、起きてこなかった。本日は内陸へ。ヨーロッパ最大の滝、デッティーフォスへ。
2年前に来たときには普通乗用車だったので時間がかかったが、今回パジェロは埃巻き上げて突っ走る。この滝を見物にヨーロッパ中から観光客がくる。その怒濤の雄姿はやはりすごい。幅100メートル。灰色の火山灰を含んで、40メートルの滝壺へ落下する。、見る価値あり。噴煙巻き上げてまた走り、ミーヴァトン湖へ。舗装された1号線を気分良く走る。港町のフーザヴィーク泊。夕食は人気の海辺のレストランを予約。白ワインとよく合う魚料理でゴキゲン。食後、海霧の港を散歩。
8月9日(月)
海からの霧がフィヨルドの入り江深く入り込んで雲となる。更に北上して、霧か雲かまさに五里霧中の悪路を揺られ揺られて進む。視界悪く、お昼を過ぎる頃には首が猛烈に痛んでくる。早々に宿泊予定のソルショフンのゲストハウスに到着。近くの岬に海鳥の繁殖地があるとかで竹内とアシスタントだけで出かける。私は休憩。夕食は7時。港近くのカフェのようなところでビールとピザですませる。小さい漁港だが日本向けのエビの段ボールが捨ててあった。アイスランドはししゃも(本物ではない)の輸出で日本にはおなじみだそうだ。

8月8日(日)
アイスランド東の海岸線、フィヨルドを走る。お天気はやや回復。アップダウンの起伏の険しい山岳道路がつづき、悪路も多く、緊張して運転しているので、いささか肩が痛くなってきた。途中の山の中で美しい、ワタスゲの群生しているところを見つけた。フィヨルドはひとつ半島を廻ると全く違う風景が展開しておもしろい。これで道が舗装されていればなあ〜、と勝手なことを考えながら走る。本日の宿泊はセイジスフィヨルド静かで美しい小さな港町。ホテルも古い木造りの建物を改造して、きれいに設えている。食事は地元の人たちのパーティーといっしょで、なぜかインド料理のブッフェスタイル。食後はあの氷河の氷でイッパイ。

8月7日(土)
早朝は少し晴れ間がみえたが、雲が多く、かんばしくないお天気。国道1号線をひた走り、途中、何度も横道に入り、氷河に近づこうとするが、中なか思うように近づけない。それでもヨーロッパ最大の氷河、ヴァトナ氷河は、その雄姿を様々に見せてくれた。一番素晴らしかったのは、氷河の先端が湖に落ち込んでいるところまで行けたことだ。道なき道をひっくり返りそうになりながら、パジェロを走らせる。海に氷河が流れ込んでいるところでは、幻想的な風景の中、氷河の氷をゲット。今晩、この氷で水割りを飲む、という楽しみが待っている。国道1号線も舗装されてない砂利道がある。急勾配の難所なのだ。勿論、冬は通れない。登りは何とかいいのだが、下りは、手に汗握る恐怖で顔が引きつる。無事クリアーしてアイスランドの東側へ、デューピボーグル泊。

8月6日(金)
朝から雲行きあやしく、雨。途中、滝を撮影。ドンドン雨足が強くなり、土砂降りになり、福島はストーミー福島というあだ名がついた。ちょっと先も見えにくいので、ガソリンスタンドで休憩。ついでにガソリンを給油。ホテルに早めに到着し、、、、、、福島いわく、、、、、「あの緑色の95っていうの、軽油ですよね」「えっ、どういう意味?」「あれ、、軽油じゃあ、、、」「ガソリンよ、、、、」「あの、、、、ディーゼルなんですが」「えっ、、、」「・・・・・・」「・・・・」、、、、、大変だあ、間違えてディーゼル車なのに、ガソリンを入れてしまった! 「どうしよう!」雨の中、ホテル近くのガソリンスタンドへ。こちらのスタンドはセルフサービスで車のケアーのスタッフが居ない。困った事情を説明して、そこの若者に助けてもらう。雨の中、車の下に潜り込んでくれて、全身びしょ濡れになりながら、ガソリンを抜いてくれた。何という親切。ディーゼル車にガソリンを入れるとエンストを起こす。誰もいない山の中でエンストなくてよかった。ディーゼルを満タンにしてホッと胸をなでおろす。キルキバイヤルクロイステュル泊。
8月5日(木)
第1日目、小雨。同行アシスタントの福島が、雨男でないことを祈るばかりだが、本人も、そのことが気にになっているようだ。かつて、ウチの事務所にはレインマン清水というツワモノが居て、彼はどこへ行っても雨をふらせてしまう。だからと言うのではないが、雨の少ないモンゴルを自分の写真作品のテーマにしたのだが、それでも雨が降ってしまうという優れもの?なのだ。福島が跡継ぎにならなければいいのだが、今のところ天気は曇りで暗い。お陰で気温も低く、10度くらいで寒い。今回のレンタカーは三菱のパジェロ。今回はアイスランドを左回りで一週することになっている。竹内の所望でさっそく、氷河の先端めがけて、悪路へ進入。何度も橋のない川をザザザーッと水しぶきを上げて横断。益々、道は険しく、初体験の冒険心もここまで。私は引き返すことを提案しもどる。過激な第1日目、ヘットラ泊。
8月4日(水)
昨日までのあわただしく、暑い日々から脱出。今日は早朝、自宅を出発して成田へ。竹内の4度目のアイスランド取材なのだ。相変わらずカメラの機材その他、昼食のカップラーメンなど荷物が多い。同行アシスタントは海外取材はじめてで緊張気味の福島。見送りはまだ、海外への経験のない、しかしドイツ語にはめっぽう強い種清(この次は海外に行ける)。夏休みのせいか首都高が混み、いつもより時間がかかった。TA事務所も夏休みになるので、いろいろと心残りなどあるが、飛行機が飛び立ってしまえば、もう心配しても始まらない。
11時間ほどでコペンハーゲン到着。3時間少々の待ち合わせでアイスランド・レイキャビック到着は同日の午後10時近く。夕日が美しい中を空港近くの街ケフラビックのホテルへ。