2010年 7月
< 前の日記 
 次の日記 >

7月30日(土)
毎年恒例になった洗足音大、夏の音楽祭の軽井沢/大賀ホール公演のため、東京を脱出。先週、納車された真っ赤なホンダ・インサイト(当然、私が運転)とボルボの2台で出発。高齢な母と、竹内を連れて行くため、TA総出(と言っても中津原、中村アシスタント両名)で出かける。夏休みの土曜日なので、結構車が多く、首都高から外環道で早くも渋滞。途中、関越道のサービスエリアで昼食も大混雑。しかも気温がドンドンあがり36度。上信越道に入ってからは順調で、軽井沢に到着。しかし軽井沢も相当むし暑い。高原の涼しさを期待していたのに・・・どっと疲れてしまった。予定より大幅に遅れて、軽井沢駅で母の美音会社中、藁谷さん、森田さん、古橋さんと合流。母を預け、竹内は助手と撮影に。私は、明日の公演のデモ演奏を学生たちが行うホテル東急ハーベストへ。しかし、こちらでの演奏は夕方6時からのみ、リハーサルはナシとのことで、無駄足だった。早々に本日宿泊のエクシブ軽井沢(ホテル)へ。藁谷さんが特別会員の豪華なホテルだ。バリアフリーのとても落ち着いた広い部屋だった。少し早めの夕食。ホテル内のおいしいイタリアン。やはり演奏会前はおいしいものが食べたいものだ。皆と楽しい夕食後は早めに就寝。


7月21日(水)
本日は夜19時からNHK「邦楽のひととき」の録音のため、ほとんどが準備。三味線と言う楽器は本当にケアーに手間ひまがかかる。3本の糸を取り替えて、糸を延ばしつつ、一定の音程にならす。
今回は古典「新娘道成寺」箏と唄:石垣清美さん、尺八:青木彰時さん、私の三絃。という珍しい組み合わせ。今年の10月10日行われる洗足音大の定期演奏会「尺八の潮流」で、この曲を演奏することになっている。それで、清美さんからの嬉しいお誘いで、本日が実現した。じつは清美さんといっしょに古典を演奏するのは今回が初めてなのだ。ご本人は謙遜して「ダメだ、ダメだ」を連発しているが、私には味わいがあってとても良いと思えるのだが・・・。
三絃の調弦は6本(D音を基音)の本調子。途中で三下りに変わり、また本調子に戻る。唄のノリに沿って、しっとりと弾きたいのだが難しい。真ん中の手事の部分の微妙でリズミカルなノリも、言葉では言い表せないが、いい感じの曲である。2度、全曲通して演奏し、本番収録を完了。
放送日は8月9日(月)11時からNHK・FM「邦楽のひととき」。


7月15日(木)
10:10〜洗足音大にて演奏企画委員会。その後、三味線の個人レッスン。杵屋正邦作曲「箏三絃二重奏」「双撥」。どちらも杵屋正邦先生の名作で三味線の基本奏法と間合いのとり方がポイント。
12:30〜8月1日に軽井沢/大賀ホールで行われる邦楽演奏会のリハーサル。杵屋正邦作曲「浮拍子」三絃三重奏。暗譜での演奏なので皆、必死だ。私自身も未だ完全には覚えてないので、ウロウロ。もう1曲は山田流箏曲/古典「松風」箏、三絃、尺八の三曲合奏。演奏時間短縮なので大幅にカット。抜粋版「松風」になる。洗足音大が終わってから本日誕生日の母(92歳)へのプレゼントを買いに二子玉川の高島屋へ。平日の午後でも結構込み合っていて、ベビーカーのヤングママが目立つ。母のバースデイプレゼントには品の良いベージュの傘(日本製)とシルバーにグレーの水玉のパンプスを購入。
18:00〜新宿のホテル・パークハイアット東京52階ニューヨークグリルへ。会計の菅原さん、4月からお手伝いの田口さん、それに吉原佐知子と内々の食事会。黄昏ゆく美しい東京を眺めながら、元気な92歳を祝う。皆さんから心のこもった贈り物をいただきご機嫌な母。我々よりも元気な秘訣は「生涯現役」だから、だと確信している


7月13日(火)
本日は洗足音大2時限目10時40分からの「日本音楽史」〜17世紀の日本音楽「室内の音楽」〜の授業。
講義は森重行敏先生。演奏は箏・三絃/西潟昭子、その他に講師の尺八/山口賢治、箏/野澤佐保子、卒業生で三絃と箏/中香里、院生の箏/石橋侑佳。という顔ぶれで全8曲。

  1. 「すががき」箏/西潟昭子。現在の「六段」の原曲だったと言われている。調弦が陽音階で素朴な曲だ。題名は〜すがすがしい掻き手〜と言う意味で練習曲だったとされている。テンシャン、テンシャンとゆったりと優雅に演奏すると、何ともいえず伸びやかで、いい感じになる。すべてを忘れて弾き続ければ、精神修養にもなりそうだ。「六段調」の初段と合奏。「六段調」箏/石橋侑佳。箏曲の代表的な「段もの」のひとつで、 六つの段から成る変奏曲のような構成。八橋検校作曲と言われている。
  2. 組歌「花の宴」箏/中香里。唄は源氏物語を主題としている。
     箏は雅楽の箏の影響で、規則的な反復が多い。
  3. 三味線組歌「七つ子」三絃/中香里。三味線音楽の最も古いジャンルの三味線組歌は、様々な流行歌を集めたもので、すくいバチの手法が多い。
  4. 尺八本曲「阿字観」尺八/山口賢治。阿字観は仏教の瞑想法のひとつ。虚無僧の修行の為の音楽として成立した。
  5. 三曲合奏「新娘道成寺」三絃/西潟昭子、箏/野澤佐保子、尺八/山口賢治。歌舞伎の「京鹿子娘道成寺」がもとになった手事曲。
    箏曲と一体化して発展した地歌の代表的な曲。三つの楽器で演奏するものを三曲合奏と言う。
  6. 「千鳥の曲」箏替手/西潟昭子、箏本手/中香里、胡弓/森重行敏。胡弓との合奏曲として生まれた曲。古今調子で演奏される。
  7. 宮城道雄作曲「春の海」箏/野澤佐保子、尺八/山口賢治。
    明治以降の洋楽の影響が見られる宮城道雄の代表曲。
  8. 沢井忠夫作曲「百花譜」箏/野澤佐保子、十七絃/石橋侑佳。箏の名手で現代邦楽の旗手と言われている沢井忠夫1983年の作曲。四季折々の花をテーマにしている。難易度の高い技巧的な合奏曲。

約350名の学生は私語などが多く、普段はうるさいと聞いていたが、本日は比較的静かに、興味深く聴いていたようだ。果たして日本の伝統音楽を、どこまで理解してくれただろうか? 興味を持ってくれただろうか・・・。

7月9日(金)〜11日(日)
3年ぶりの北海道・帯広への旅は念願だった。竹内の病後はじめての飛行機の旅。同行のアシスタント中津原も嬉しそうだ。羽田空港では出発ターミナルを間違えて、かなりの距離を歩かされたが、竹内は電動車椅子でスピードアップし
終始上機嫌。機内で移動する際は機内専用の小さい車椅子に乗り換えて座席へ。天候悪く少々揺れたが無事、帯広空港に着陸。910カメラの工藤さん、加藤さん、本橋さん、阿部さんが迎えに来てくれていた。新鮮な空気、ジャガイモのピンクの花畑と白い蕎麦畑、麦畑が何処までも広がる十勝平野。何とも清々しい気分である。山の緑や渓流の中、天候は曇り、雨、晴れと毎日変化に富んでいたが、撮影にも熱が入った。いつもながら工藤氏のアレンジによる2泊3日の旅は景色も食事も素晴らしかった。美しい風景と
美味しいお魚を満喫して、11日夜遅く、全く別世界の東京に戻った。
日高山脈の麓、大雪山、阿寒オンネトーと夢のような旅だった。
皆様のご親切が有り難かった3日間。ありがとうございました!

7月8日(木)晴れ。
朝8時出発で洗足音大へ。
9時から大会議室で教授会。主に「教員研究業績」について、万代学長よりお話があり、個々の研究活動への更なる取り組みを促された。その他、いくつかの審議事項があり1時間ほどで終了。次は「大学院教授会」。年間の演奏会スケジュール等を確認したが、そのスケジュール表から、先日、非常に苦労してやっと決めた和楽器のコンサートが抜け落ちていた。時々、こういうことが起きるので要チェックだ。私が演奏部と直接やり取りして決めたにもかかわらず、抜けているのは不思議でならない???
次なる会議は「大学院担当教員会議」と続く。12時過ぎからは「音楽祭実行委員会」。先日行われた「夏の音楽祭NATSUON2010」について入場者数などの報告と意見交換。今年のNATSUONNは問題、課題を多く残している.邦楽のコンサートなどはいっさいなかった(プッシュしたにもかかわらず演奏部から参加不可と言われていた)ので、学生の意欲的参加はなかった。それでなくても、今年、邦楽の学生はコンサート等の演奏の機会が少ないので、ぜひプログラムに加えてもらいたかった。これからは強く要望することにしよう。学生からもクラスミーティングの際に、演奏の機会をもっと作って欲しいと意見が提出されているので、私がもっと頑張って前向きに、企画を通さなければいけないと反省。午後1時過ぎ。教室では練習のため皆が集まっていた。軽井沢/大賀ホールでの「浮拍子」(三絃三重奏)。来週行われる森重行敏先生の授業「日本音楽史」での演奏。「新娘道成寺」「千鳥の曲」「すががきと六段の合わせ」等々。駐車して暑くなっている車、本日最後の運転となるウインダム乗って、目白の事務所へ戻ったのは夕方5時だった。明日、北海道・帯広へ行く準備。新しいペンタックスの機材が届いていて、竹内はご機嫌だ。お天気はどうなのだろう〜。

7月4日(日)
梅雨だと言うのに、雨があまり降らない。毎日湿度だけはやたら高く、ベタベタと気分が悪い。ざあ?っと降って、カラッとあがったら、どんなにか爽快になるだろう・・・。今日も朝から湿度90%以上でうっとうしい。お素麺で昼食のあと、ウインダムで洗足音大へ向かう。本日、休みのダンナを乗せて、首都高から用賀まで。環八で少々ノロノロ渋滞。246を右折して川崎、溝ノ口へ。休日は駅周辺が込み合っていて、いつもスムーズには走れない。本日まで開催中の洗足音大恒例、夏の音楽祭「NATSUONN 2010」。音楽祭委員としては、顔を出さねばならないのだ。日曜日のせいか構内は子供連れで賑わっている。丁度、車椅子でも入れるブラックホールのビッグマウスで、ジャズライブをやっていた。学生たちの演奏でも十分楽しめる水準だ。司会が少々たどたどしいけどご愛嬌。丁度、ゲストのトロンボーン/向井滋春さんの演奏も楽しめてラッキーだった。
夕方、益々むし暑さが感じられる中、首都高で神田へ。久しぶりに神田「きくかわ」のうなぎを買いに寄った。こう暑い日はヤッパ「うなぎ」でしょう?。店はいっぱいの客。通りにはいい臭いが漂っていて、もうよだれが出そう。早々に家に帰って、大うなぎを堪能し、ダンナとウマいウマい連発の夕食だった。


7月2日(金)
このところ懸案の新車購入について、いよいよ煮詰まって来た。ハイブリット車がまず第一の条件。自然保護などをテーマにコンサート活動している身としては、当然だろう。次に身体の不自由なダンナの乗り降りがしやすいこと。その車椅子の出し入れに、私の足腰にかかる負担が少ないこと。一昨日まではトヨタのハイブリット/プリウスにしようと検討していた。一番の魅力は、車椅子が電動リフトで出し入れ出来ることだった。ところが、人気のプリウス、納車が10月になると言う。10月は私の演奏会や洗足音大の邦楽定期演奏会があるのでメチャメチャ忙しい時期。とても新車にウキウキしてはいられない。そこで中学高校で親友だった川崎恵子さんのご主人がホンダにいたのを思い出した。連絡してみると今はリタイアしているが、すぐに対応して下さるとのことだった。狙いはホンダ/インサイト。販売店に行って見ると、最近発売されたCR-Zが展示されていた。心惹かれるものがあったが、私の身体にはスポーツタイプはもう無理なのだ。その昔、私はCR-Xに乗っていたし、事務所でバモスを使っていたこともあって、ホンダ東京東、豊島店の担当者が何かと親切に対応してくれた。納車も今月半ばとのこと。そして、遂にインサイト(色・ミラノレッド)購入を決定した。新しいものは楽しみなことが多く、とても嬉しいものだ。何度もパンフレットを見せては、「コレコレ!」と事務所内で見せびらかして、ダンナに笑われている。